動画編集ソフトに共通する使い方を、家庭向けソフトのキャプチャを使って紹介していきます。
基本的な操作方法とインターフェースはメーカーに関わらずよく似てるので、どのメーカーにも概ね応用できます。
動画編集未経験の方など、利用イメージの参考にしてもらえたら幸いです。
⇒その他、 動画編集ソフトのおすすめ&ランキング はコチラ
動画編集ソフトの使い方|できること&ポイント
動画編集ソフトが出来ることは、大きく分けて3つです。
【動画編集ソフトで出来る3つのこと】

- 結合:手持ちの動画・画像を繋げる。
- カット:動画の不要部分を切り取る。
- 合成:画像やエフェクト(特殊効果)を重ねる。
しかも、ほぼマウスのみで操作できるため、一般的なソフトよりも易しく感じるかもしれません。
動画編集ソフトの使い方|使いやすさを左右するインターフェース

ソフトの使い方を紹介する前に、インターフェースの3つのエリアについて、簡単に説明しておきます。
【インターフェース 基本的な3つのエリア】
動画編集ソフトは、基本的に3つ(プロ向けだと4つ)のエリアを使って動画を編集していきます。

- メディアウインドウ
- タイムライン
- プレビューウインドウ
メディアウインドウの特徴と役割

メディアウインドウは、編集前の背景素材・合成素材を表示するスペースです。
編集前の素材には、次のようなものがあります。
【編集前素材の種類】
- 動画データ
- 画像データ
- 音声データ
- 音楽データ
- エフェクトデータ
- スタンプなどのアニメーションデータ
- …etc。
編集元の動画・画像データや、エフェクトなどの合成素材も、全てこのメディアウインドウから、ピックアップしていくことになります。
- 編集素材は、必ずメディアウインドウからタイムラインへドロップする。
タイムラインの特徴と役割

タイムラインとは、ムービーの編集・加工スペースで、編集データの設計図と言える存在です。
メディアウインドウからタイムラインに素材を並べ、繋げたりカットしながら、ムービーを作っていきます。
- 動画の編集とは、タイムラインを作る(編集する)こと。
プレビューウインドウの特徴と役割

プレビューウインドウは、編集結果を再生確認するエリアです。
プレビューウインドウでは、タイムラインで編集したムービーや、クリップ(素材)単位の出力状況を確認できます。
動画編集ソフトの使い方|素材のインストール
素材をソフトにインストールする方法
動画編集で最初にやることは、素材をソフトにインストールすることです。
やり方は複数ありますが、最も簡単なのは、メディアルームへドラッグ&ドロップする方法です。
\フォルダから、メディアルームへ目掛けてドロップ/
ちなみに、メディアルームへのインストールは、データがソフト内にコピー保存されているように見えますが、実際はリンクされているだけなので、以下の点に注意します。
【メディアルーム内素材の注意点】
元データのフォルダ移動・ファイル名変更をすると、リンクが外れ、素材が使えなくなる。
- リンクが外れた時は、再リンクすれば元通りになります。
動画編集ソフトの使い方|結合
動画の結合について
動画の結合とは、複数の動画データ(フレーム)をタイムラインに左から右へ並べることです。
隙間なく繋げることも、数秒の間を開けて繋ぐことも可能です。
「結合」のやり方
動画の結合は、マウスのドラッグ&ドロップメインで行います。
❶ メディアルームからタイムラインへドラッグ&ドロップ

❷ ふたつ目の動画をタイムラインへ並べる この状態で出力すると、ふたつのデータを結合した動画が出来上がります。
結合の基本操作は、マウスによるドロップ&ドラックだけの直感操作で完結します。
【結合のやり方】
- タイムラインの中に、動画や画像を横に並べていく。
動画編集ソフトの使い方|カット

動画のカットについて
カットは、動画データの要らない部分を削除する機能ですが、大きく分けて2つのテクニックがあります。
- 要らないシーン(フレーム)の切り抜き
- 欲しいシーン(フレーム)の切り出し
動画編集では、動画データから、特定のシーン(フレーム)をカットする事ができます。 カットしたフレームのみを利用することもできますし、カットした隙間を詰めることもできます。
カットした前方・後方の削除もできます。
「カット」のやり方
動画のカットは、マウスメインで行います。
なお、カットを行うエリアは「タイムライン」となりますので、カットしたい素材は予めタイムラインへ移動(結合)しておきます。
カットにはいくつかテクニックがありますが、中でも難易度の高い「切り抜き」を紹介します。
基本的なやり方は次の3STEPです。
- カッティングしたいポイントにスライダーをドラッグ。
- カットボタンをクリックしてカット。
- 不要な区間をDeleteボタンで削除。
\操作方法の図解はコチラ/

残ったクリップを適切な場所に配置する。(以下のサンプルでは、左に詰めてみました)
タイムラインスライダーを上手く使えば、1フレーム(1/24秒以上)単位の精密さで自在にカットできます。
動画編集ソフトの使い方|合成
動画の合成について
合成とは、動画データに画像素材・エフェクト素材・音声素材を重ねることです。
合成イメージで分かり易いのは、次の様な画像の合成パターンです。 上記画像は、「透過する素材を、ベース画像の上に文字通り重ねること」で実現する見え方です。
\透過性素材の合成 図解イメージ/
なお、合成の特徴は、素材を重ねてるだけでしかないため、元データが一切変質していないことです。
エフェクト・オーバーレイなどの合成も同様で、元素材を傷つけることなく見え方を激変するため、合成素材の付け替えが簡単にできます。
「合成」のやり方
合成も、マウスのドラッグ&ドロップメインで行います。
合成を行うエリアも「タイムライン」なので、合成したい素材は予めタイムラインへ移動しておきます。
今回は、最も簡単で効果が分かりやすい透過性アニメーションの合成で解説していきます。
\完成イメージ/
やり方は、メディアルームに合成したい素材を表示させて、タイムラインへドラッグ&ドロップするだけです。
\メディアウインドウからドラッグ&ドロップするだけ/
合成時の注意点は次の通りです。
- 背景素材より上位レイヤーのトラックにドロップする。

- 有料ソフトでは、トラックに番号が振られていることが多いです。

画像合成をする時には、トラック(素材を入れる横一列のスペース)の位置にも注意しながら編集しましょう。
トラックについて、詳しくお知りになりたい方は、こちらもご覧ください。
https://dougahensyu.tokyo/dictionary/#track合成も、基本はマウスのドラッグ&ドロップ中心の作業なので、とっても簡単です。
【合成のやり方】
- タイムラインの中に、動画や画像を縦に並べていく。
動画編集ソフトの使い方|まとめ

動画編集ソフトの基本機能はざっくりと3つです。
【動画編集ソフトがやってくれること】
- 結合
- カット
- 合成
どのソフトでも基本的な考え方・操作方法はほぼ同じで、マウスのドラッグ&ドロップ中心に編集できるようになっています。
動画編集ソフトは、できる機能によって 無料ソフト・家庭向けソフト・プロ向けソフト に分かれますが、操作性と性能のバランスは一般・家庭向けにカテゴライズされるソフトが最もおすすめですよ。
【動画編集ソフトの使い心地】
- 無料ソフト:初心者だとUIが少な過ぎたり英語のみだったりするので、使いこなすのは難しい。努力と根性が必要。
- 一般・家庭向け:直感的に扱えるUIを装備し、プリインストール済みの合成素材が豊富。編集スキルや知識が無くてもさくさく操作できる。
- プロ向け:UIは直感的だけど、使いこなすには編集知識とスキルがある程度必要。編集中級者以上でないと、使いづらさや難しを感じる。
以上、動画編集ソフトができる3つの事と基本的な使い方 でした。
動画編集は比較的簡単で安価(1万円以下)なソフトで始められるので、興味があればぜひ挑戦してみて欲しい(*’ω’*)☆
⇒ 動画編集のやり方について はコチラ
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