動画編集ソフトと相性のよいサブスクリプションの仕組みと、サブスクリプションのメリット・デメリットについて紹介します。
アプリ利用の時に「サブスクリプションってなんだっけ?」と思われた方、よろしければ参考にしてください。
動画ソフトのサブスクリプション|サブスクリプション
サブスクリプションとは?
サブスクリプションとは、モノやサービス自体を購入せず、モノやサービスを利用する事に使用料を支払う利用方式のことです。
なお、使用料は利用する期間単位で契約&支払うのが一般的で、契約(=利用期間)が切れたら利用できなくなります。
ユーザーは物を所有することはできませんが、多くのメリットがあります。
【サブスクリプション ユーザーのメリット】
- メンテナンス費用が不要
- 追加のバージョンアップ費用が不要
- 定期的にアイテムをローテーションしてくれる
- 消耗品を自動発送してくれる
- 提携サービスをグレードアップしてくれる
‥‥etc。
また、サブスクリプションは、メーカー側にもメリットがあります。
【メーカー側のメリット】
- サービス・品質の維持
- 定期利用による安定的な財源確保
- ファンの確保
…etc。
サブスクリプション形式のアイテム・サービス提供は、ユーザー⇔メーカー共にメリットがあるビジネスモデルで、様々な業態で転換が促進されています。
【サブスクリプション形態を採用しているサービス 一覧】
\ Amazon Prime /
言わずと知れたAmazonプライム。
加入することで、送料無料・動画見放題・書籍読み放題・割引など、様々な追加サービスやグレードアップが可能!
大型家具は、一度購入してしまうと、消耗した時の処分やメンテナンスが大変ですが、サブスクリプション家具なら、壊した・汚したときでも保険適応で心配なし。
買うと高くても、サブスクならリーズナブル。
継続性があるもの・確実に消耗するアイテムとの親和性が高く、一般的に以下のメリットがあります。
【サブスクリプションの特徴】
- 購入するよりもサービスが厚くなる。
- 期間中にモノの変更が可能。
- 期間中にモノのメンテンナンスが不要。
- 消耗期間で比較すると、購入するより利用料が割安になる。
動画ソフトのサブスクリプション|特徴
サブスクリプションは、動画編集ソフトの利用形態でも普及が進んでいて、動画編集ソフトならではのメリットも多数あります。
【動画編集アプリのサブスクリプション 特徴】
- 1度/1年程度発生する、定期的なバージョンアップ費用が不要。
- 1アイテム3,000円~のエフェクト・テンプレート素材を、追加料金不要で使い放題。
- クラウドサーバーの容量アップ。
- ‥‥etc。
動画ソフトのサブスクリプション|ランニングコスト
ランニングコストについて
月額課金制のサブスクリプションのデメリットイメージは、永久にランニングコストが発生することでしょう。
ただし、サブスクリプションが毎月(年)発生するからといって、必ずしも買い上げよりランニングコストが高額になるとは限りません。
なぜなら、アプリケーションにはバージョンアップが必須だからです。
【アプリケーションの有効期限】
動画編集ソフトは、生もののように腐敗はしませんが、プログラムを定期的に更新(バージョンアップ)する必要があります。
【変更要因】
- OSのバージョン変更
- 周辺機器の変更
- web環境の変化
- セキュリティのバージョンアップ
- 不具合修正バッチ
なお、プログラムのバージョンアップは、1年に1回程度行われるのが一般的です。
一般的に、バージョンアップには追加費用が必須で、買い上げユーザーは都度バージョンアップ費用を払い、利用を継続することになります。
ちなみに、このバージョンアップ費用は結構高額です。
【買い上げ vs サブスク ランニングコスト試算】
試算サンプルは、パワーディレクターUlitimateです。
※バージョンアップ費用は、新規購入の50%で試算。
購入形態 | 1年目 | 2年目 | 3年目 | |
パワーディレクター |
買い上げ | 15,980 | 23,970 | 31,960 |
サブスク | 6,980 | 13,960 | 20,940 |
上記比較を見ると、買い上げた場合は 2年以上バージョンアップ無し で使わないと、サブスクよりランニングコストが高くなることが分かります。
【3年利用比較】
一般的に多い、3年毎に更新するパターンを試算してみました。
- 3年連続サブスク利用した時の費用合計:20,940円
- 買い上げた後、3年間に1度だけバージョンアップした時の費用合計:23,970円
買い上げた方が約3,000円高くなる!
この使い方でも、いつでも最新バージョンで使い続けられ、費用も安くなるサブスクの方がお得と言える。
ソフトを継続利用する方には「更新頻度は2~3年に1度でいい…」という方も多いと思いますが、サブスクは短期間・長期継続のどちらのケースでも安く利用できます。
【サブスクリプション商品の特徴】
- サブスクリプションは、1ヵ月(1年)あたりの利用料がリーズナブル。
- 買い上げて定期バージョンアップするより安い価格設定。
動画ソフトのサブスクリプション|バージョンアップ
バージョンアップと頻度について
アプリケーションの更新頻度が1年に1度って、正直長くないですか?
購入したタイミングにもよりますが、購入早々にバグで悩まされても、翌年のバージョンアップまで改善されないとしたら、わたしは苦痛に感じます。
その点、サブスクリプションだと、クラウド型のライセンスになっていることがほとんどなので、バージョンアップは比較的頻繁に実施される印象です。
クラウド型のアプリは、ログインの都度バージョンチェック&更新を行うため、1年以内のバージョンアップもある!
万一プログラムに不具合が発生した場合も、買い上げアプリと違い、1年後の修正バッチを待つこともなく、いつでも最新バージョンで利用できるのは大きなメリットですよ。
動画ソフトのサブスクリプション|素材の使い放題サービス
有料素材の使い放題サービスについて
動画編集ソフトのサブスクリプション特有なのが、ソフト専用の有料素材使い放題サービスと言えます。
一般的に、有料素材はテーマごとにパッケージされていて、1パッケージ3,000円~5,000円程度で販売されています。
【有料素材 パッケージ例】

- ウェディングパック
- ホリデーパック
- トラベルパック
- ‥‥etc
パッケージの中には、次のような素材が多数含まれます。
(素材)
エフェクト/テンプレート/動画素材/写真素材/アニメーション素材…etc。
ちなみに、動画編集ソフトのサブスクリプションは、「ソフトの利用」と「有料素材の使い放題サービス」を、パッケージで販売しているケースが多く、とてもお得です。
【パワーディレクター 買い上げ⇔サブスク 素材利用料比較】
購入形態 | ソフト利用料 | 有料素材利用料 | |
パワーディレクター Ultimate |
買い上げ | 15,980 | 1テーマ毎に3,000円~5,000円。 |
サブスク | 6,980 | 使い放題でソフト利用料に含まれる。 |
- サブスクで契約すると、高価な有料素材をどれだけ使っても6,980円!
- 買い上げると、ソフト利用料とは別に、1テーマごとに課金される!
- サブスクリプションでソフトを契約すると、素材を単独購入するより格安で利用できる。
動画ソフトのサブスクリプション|動画編集ソフト
サブスクリプションソフト 2選
サブスクリプションを採用している動画編集ソフトの中でも、最もお得だと感じる動画編集ソフトは次の2つです。
- パワーディレクター:Director365
- Filmora:Filmora+Filmstocks お買い得年間プラン

有料素材の使い放題サービスと、ソフトの利用がパッケージされたサブスクリプション方式で、豊富なテンプレートが利用可能です。
高度編集機能まで行える、充分な編集スペックに、高品質な有料素材使い放題サービスがついて、6,980円/1年で利用できます。

Filmoraでは、ソフト専用のテンプレートだけではなく、写真や動画といった高品質素材を利用できるのが特徴です。
ロイヤリティフリーの写真・動画の素材は、一般的なストックサイトで購入すると1点数千円程度しますので、とても魅力的なサービスと言えます。
13,800円/1年で利用できます。
⇒Filmoraの評価と口コミについてはコチラ
動画ソフトのサブスクリプション|まとめ
サブスクリプションは、動画編集ソフトとの相性がよく、リーズナブルでメリットの大きい利用方式です。
【動画編集ソフト×サブスクリプション 3つのメリット】
- 買い上げよりもリーズナブル!
- いつでも最新バージョン!
- 豊富な有料テンプレート使い放題!
サブスクで懸念されるのがランニングコストですが、きちんと試算してみると、買い上げる方が高いことも多いです。
【買い上げの方がコストが高くなる理由】
- 初期費用が割高:サブスクの2倍~3倍。
- バージョンアップ費用が高額:サブスクだと0円。
また、動画編集ソフトに限るってサブスクの特典に注目してみると、サブスクには10万円*を超えるお得な特典が付くことが珍しくありません。
*:メーカーによります。
【動画編集ソフト特有のサブスク特典】
- 有料素材が使い放題!
利用料が安く、サービスもよいのであれば、サブスクリプリョンを利用しない手はありませんよね。
動画編集ソフトの利用方式に「サブスクリプション」を見かけた時は、ぜひ総合的にサービスを比較してみてください。
以上、動画編集ソフトと相性のよい サブスクリプションの3つのメリット の紹介でした。
貴方の動画編集ソフト選びの参考になれたらうれしいです。
それでは、引き続きお楽しみくださいませ(*’ω’*)☆
【サブスクリプションがお得な動画編集ソフト 2選】

